大災厄をS席で。 オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主

“(自分だけが)見えてしまう”というのは何かと厄介です。 他の人には見えないという事がサスペンスを生む事もありますが、大抵は誤解と偏見が無駄に主人公を追い詰めるというストレスの源になってしまいます。 その点、本作は最初の設定からこの問題をクリア(本来なら最初に疑惑の目を向ける警察署長が主人公の後ろ盾に…