吉祥天女

吉田秋生は、「あきみ」ではなく「あきお」だと長い間誤解していた。 しかし、それも無理はないと思う。なにせ、作品が、「カリフォルニア物語」や「BANANA FISH」そして本作「吉祥天女」だ。 どう考えても当時の少女マンガの枠に収まっていない。この手の「オリジナリティ」という才能は、一体どこで身に着けるものなのだ…