「虹の橋 黒澤明と本木荘二郎」

奇妙な本を読みました。 東宝で黒澤明の数々の名作のプロデューサーを務めながらあるとき決別し、その後ピンク映画を量産しながら金銭的な不義理を重ねて、新宿の場末のアパートで横死しているのが発見された謎の映画人本木荘二郎の半生の軌跡を追った本ですが、何が変といって、作者の私小説風(?)の記述と黒澤映画の論…