ザ・ガードマン「すすり泣く美女」「怪談・壁から出る幽霊」

■「すすり泣く美女」は彫刻のモデルにと若い女性を屋敷に誘いこんで凶行に及ぶ狂った自称彫刻家を描く怪奇編。モノクロ時代(昭和42年)の作品で、低予算ながらセットも組んでいるし、照明効果は映画並みで、凝った怪奇趣味が堪能できる。ただ、ラストの大団円が意外とあっけなく、せっかくの怪奇ムードが画竜点睛を欠く…