こんにちは よしきさん。  現在連載中の漫画で一番気になっているのは、週刊少年ジャンプの『アクタージュ act-age』(原作:マツキタツヤ、漫画:宇佐崎しろ)です。  社会性に難ありの天才型主人公が役者という天職と遭遇するところから始まり様々な経験を通して成長する主ライン。彼女を見いだした(国内では不出世の)映画監督が暗躍する副ライン。それらに他者の思惑が絡み、読み返すのが楽しい丁寧に作られたストーリーの漫画。  友情・努力・勝利の含有量が少なめで掲載誌にあっているのか不安になりますが、これ目当てに雑誌を買ってしまう何かがあります。少年誌なのにマチズモに薄く、誰でも安心して読めます(たぶん)。  劇中創作映画の《デスアイランド》編が終わり、現在は、賢治の『銀河鉄道の夜』を演じる劇団編となっています。群像劇としての楽しさには魅力がかかり、主人公達から目が離せません。その分、副ラインや主人公家族の描写が少なく感じます。有限な紙面の構成上、仕方ないとはいえ一本調子とならないように工夫が欲しい。  最近、全ての既刊に増刷がかかったようで店頭在庫を置く新刊書店も増えてきて、ちょっと嬉しい。逆に初刷をどれだけ絞っていたのか。巻数を重ねる大シリーズものに比べての冷遇に現在の漫画にまで及ぶ出版不況がみてとれます。丁寧な作りの良い作品を世に出せば、ジワジワと売れて行くというモデルになってほしい。そんな作品です。                          それでは、また | マシュマロ

よしき@はてなブログさんの回答「ありがとうございます。 アクタージュ、私も読んでますよー。ランウェイで笑って、と共にとても楽しみにしている作品です。 主ラインと副ラインという切り分けがとても参考になります!」