さいごの遅番。最終出勤日。

午後に出勤したら、手がかじかむほど寒かった 吐く息も白く 風に乗って白い結晶が目の前を通り過ぎて行った 面倒な外勤を早めに済ませる そこからはほぼデスクワークだ 何かを残さなきゃと思いながら過ごしてきたけど まだ頭の外へは生まれていない この時間を慈しみ この時間を愛おしんでいた 唯一無二のこの時間を 凝縮…