きしむ世界を読む~こころと病いの境界線~

執筆:鯨井 久志(精神科医/翻訳者/書評家) 【毎月1回更新】 なぜ本を読むのか、と問われると、よくわからない、と答えるほかない。 駆け出しとはいえ精神科医として診療にたずさわる一方で、本の書評を書いたり、英語の小説を翻訳したりしている。とはいえ、仕事の内容と本の中身が必ずしも重なり合うわけではない。例…