情報産業と人文学的知

いまのように漫然と人文学的知が利用されている状況を変えたい。 本が売れない、活字が読まれないという状況が何年も続いている。それは、社会がもはや欲望とか帝国とかいった理念を共有せずに細分化を重ねていった結果のようにも思える。本の形をとらなくても、人びとは人文学的知を共有できるようにはなった。しかしなが…