マルティン・ハイデガーの『存在と時間』に入門してみる③

前回は事物の存在が、ざっくり言えば、周囲のものとの関係性と自分のその都度の扱い方の中でつくられる話を書きました。距離だとか場所を表す空間の認識について、同様の捉え方ができることについて書いていきます。 前回記事はこちら medibook.hatenablog.com medibook.hatenablog.com 空間というと、例えば「自分から2m…