アタテュルクに対する個人崇拝

1991~94年にかけて、初めてトルコで暮らした3年の間、トルコの人たちと親しく語り合ったりしながら、何を不満に感じていたのかと言えば、それはアタテュルクに対する個人崇拝だったかもしれない。まず、その称賛を押し付けられるのが嫌だった。私たちは、日本語を学んでいる外国人に、西郷隆盛や勝海舟を称賛する…