産廃屋の思い出/(5)失踪事件

《2008年7月の記事を書き直して再録》 前回、お世話になった社長の恐ろしげな話を記してしまったけれど、あの社長には厳しいだけじゃなく情の濃い一面もあった。また、朝鮮の人らしく長幼の序を重んじていたのか、自分(45歳ぐらいだった)より年上であれば、従業員であっても一定の礼儀を弁えて接していたように思…