産廃屋の思い出/(1)犬の災難

《2008年7月の記事を書き直して再録》 1983年、23歳になって、もう少し収入を増やそうかと思い、スポーツ紙の求人欄に出ていた「35万上確・4tダンプ」の文字に引かれ、川越にある産業廃棄物処理の会社の寮に住み込んでダンプの運転手をやることになり、この寮で生活した2年8ヵ月が、ちょっとした人生の岐…