西欧や日本は没落を迎えるのか?

小説「魔の山」に描かれた100年前の西欧、小説の舞台が結核のサナトリウムであるように、当時、未だ予防接種も治療薬もなかった結核は「死病」と恐れられ、現在のコロナとは比較にならないほどの死者を出していた。また、結核は高齢者に限らず、多くの健康な若い人たちの命をも奪っている。 ところが、「魔の山」を読む…