『幸せスイッチ』今の幸せは、他のより良い幸せに気づけなかった結果でしかない

何を大切にしているかは人それぞれであって、時にはその大切なもののために他の何かを犠牲にしたりします。しかし、犠牲はあっても、その大切なものが守れたのであれば、それはきっと幸せなことなのだろう。小説『幸せスイッチ』にはそんなテーマを感じます。 ただ、小林泰三さんの小説ということもあって、犠牲にするもの…