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「ナ・ナ・カ・マ・ド」 赤の葉精の名前を発しながら、俺は一歩ずつ歩みを進める。 木橋の端からスタートして、中央に向かって五歩。 最後のドの音と共に俺は立ち止まった。 「イ・タ・ヤ・カ・エ・デ」 すると木橋の対岸から、一人の女性がこちらに向かって歩いて来る。 俺と同様、一歩ずつ言葉を発しながら…