彼女がその名を知らない鳥たち 沼田まほかる レビュー ネタバレあり

本を読んでいてこんなに胸が詰まったのは久しぶりだ。 昔の恋人が忘れられない十和子は寂しさを埋めるため15歳年上の陣治と暮らし始める。食べ方が汚い、トイレをすぐに汚す、どじょうみたいなど、十和子が陣治を表現する様は何ともひどい。仕事から帰宅し、ご飯を作ってくれたり、マッサージをしてくれる陣治に対して十和…