梶谷懐『「壁と卵」の現代中国論』

タイトルの「壁と卵」は、御存知の通り村上春樹のエルサレム賞のスピーチで用いられた比喩、それに「現代中国論」というと、内田樹みたいな人物による中国に関するエッセイみたいなものを想像するかもしれません。 けれども著者の梶谷懐は現代中国論を専門にする経済学者。前半は中国の様々な問題とそれをめぐる国際社会の…