大塚啓二郎『「革新と発展」の開発経済学』

長年、開発経済学の研究者として活躍し、『なぜ貧しい国はなくならないのか』といった開発経済学の入門書も書いている著者による自らの研究の総決算的な本(ただし、本書の書きぶりをみてると「総決算」というのは早いかもしれませんが)。 現場、実証、理論を行き来しながら、「何が農業と工業の発展の鍵なのか?」という…