夏目漱石『三四郎』感想 ほろ苦い読後感

三四郎 (新潮文庫) 作者:漱石, 夏目 新潮社 Amazon 三四郎と美禰子、どちらかがあと一歩相手の方に踏み込んでいたら二人は結ばれたような気がして、そこが切なかった。失恋の話だけど、三四郎はまだまだ未来が開けている若者だから、読後感は程よいほろ苦さだ。 美禰子はどうして三四郎を選ばなかったのかな。彼に好意を抱…