代助に同情して読む 夏目漱石『それから』感想

それから (角川文庫 緑 1-8) 作者:夏目 漱石 KADOKAWA Amazon リアリストとロマンチストのどちらかで言えば、自分は後者だと思っている。だからなのか、主人公の代助に同情して読んでしまった。 世間体も生活の安定も、何もかも捨てて、愛する人妻と生きていくという決断は、美しい。立派だ、良くやったと思った。そして、…