白梅図屏風(1)
白梅図屏風 呉春【はくばいずびょうぶ ごしゅん】 芭蕉布を藍で染めた特別な素材の上に、広げた枝に多くの花を付けた白梅の樹、大小三株のシルエットを描く。蕪村の臨終に際し、その枕辺で辞世の句を書き取ったのは呉春だったと云う。その最期の句が「白梅に明くる夜ばかりとなりにけり」であった。本屏風の白梅図は…