短編小説「センチメンタルフィーバー」

夜勤明け、こたつ布団を洗濯しにコインランドリーへ向かった。12 月初旬。ほんの2週間前まではエンジンを切った車内で汗をかいてしまうほどの陽気の日もあったものだが、今朝の空気感は完全に真冬のそれで、いよいよ冬支度をしなければ・・と覚悟させるものがあった。もちろん着る物も本格的な冬装備にした。羽毛のロング…