アストリッド・リンドグレーン=作『はるかな国の兄弟』(岩波少年文庫)

『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』の中で、河合氏が、人間はいろいろに病んでいるけれど、そのいちばん根本にあるのが「人間は死ぬ」ということだ、人間だけは自分が死ぬということをすごく早くから知っていて、自分が死ぬということを、自分の人生観の中に取り入れて生きていかなければいけない、それはある意味では病…