風と、光と・・・
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八木誠一『キリストとイエス』と − ドストエフスキー『罪と罰』
ああ、もしおれがひとりぼっちで、だれからも愛されることがなかったら、おれだってけっしてだれも愛しはしなかったろうに! こんなことは何もなかったろうに!(岩波文庫『罪と罰 下』p348) 前の記事で小林秀雄の言葉と共にこの言葉を取りあげたが、この言葉は、「切ない」と言えばあまりに「切ない言葉」である。 しか…