▶ ミヒャエル・ハネケの映画『 白いリボン 』( 2009 )を哲学的に考える〈 2 〉

前回 ( 上記 ) の記事の続き。 4章 ハネケのアプローチ 以上の事を踏まえた上で、『 白いリボン 』について考えていきましょう。多くの人が気付いているように、この作品はドイツの村での陰鬱な出来事がナチスの到来を予感させるものとして描かれています。ただし、気を付けなければならないのは、ハネケはそれをはっきり…