▶ ジョン・ウィリアム・ポリドリの小説『 吸血鬼ラスヴァン 』( 1819 ) について哲学的に考える〈2〉

上記の記事からの続き。 A. ポリドリは、ラスヴァン ( バイロン ) をそこに結びつけるに当たって、まず吸血鬼という 記号表現 / シニフィアン が固有名詞以上の普遍性 ( 時代や国を越えて広がる ) を持っている事を理解している。 吸血鬼という生き物である以前に、生き物である事を越えて、〈 吸血鬼 〉という 普遍的な記…