ゴールデンタイムの消費期限(斜線堂有紀)

「天才小説家」である綴喜文彰は、高校時代、小説が一作も書けないでいた。進路選択を迫られるようになる中で、担当編集者から、あるプロジェクトの依頼を受ける。それは、同じ天才の学生たちが集められた「レミントン・プロジェクト」と呼ばれるものだった。参加を決めた綴喜は、どこへ連れて行かれるかも分からないまま…