読書日記73

今野晴貴『賃労働の系譜学 : フォーディズムからデジタル封建制へ』青土社(2021年)を読む。 本書は一橋大学大学院の後期課程を修了( 社会学 )し、現在NPO法人の代表を勤め、日々労働問題と闘っている方が、現場から何が起きているのかを系譜学的に考察する本である。 タイトルにあるように著者は、資本主義が日々変化しつ…