読書日記77

石井洋二郎『フランス的思考 野生の思考者たちの系譜』中公新書(2010年)を読む。 冒頭から「合理主義」「普遍主義」といった、抽象的でよくわからない概念を説明される。 この本は、フランス文学者の成した仕事から、彼らの思考を探ってみようという種類の本である。非常に興味深い。 まずはマルキ・ド・サドの項を読む。 …