読書日記110

池田晶子『絶望を生きる哲学 : 池田晶子の言葉』講談社(2017年)を読む。 僕が哲学にのめり込んだきっかけは紛れもなく池田氏の本である。 難しい言葉を使わずに物事の本質に触れさせてくれる、哲学エッセイという形式を日本で初めて切り開いた方である。 現代思想まで一通り一周したところで再び原点に帰ってみた。 印象に…