読書日記149

ノエル・キャロル『批評について 芸術批評の哲学』勁草書房(2017年)を読む。 僕は芸術ほど価値と密接な関係にある分野はないとみている。 価値が芸術なのか。芸術が価値なのか。 古代の哲学者は「役に立つもの」が価値だと考えた。 ところが、現代アートはといえば、必ずしも役に立つとは言えないのではないだろうか。 ど…