読書日記219

斎藤孝平『人新世の「資本論」』集英社新書(2020年)を読む。 本書は新書では最近もっとも売れた部類に入る有名な本である。 SDGsに対して懐疑的で、日本における「脱成長派」の代表格とも言える。 斎藤氏は「オランダの誤謬」というものを挙げる。 これは、環境への負荷を考慮しながら同時に経済成長も達成した事例のお話…