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月100万冊読む男
ホンすけは、毎日三万冊の本を読んでいた。 読書は彼にとって、日課であり、記録であり、運動に近かった。彼はソファに座り、無言で一冊を開き、三分後には閉じる。閉じた瞬間、その本は読了済の書籍棚に投げ入れられ、次の一冊が流れるように差し出される。 本は薄かった。大抵、四六判で80ページほど。字は大きく、行間…