なぜ神は人間をつくると人間に否定されるのか

神は人間をつくった。土から形を与え、息を吹き込み、生命を与えた。だがその瞬間から、人間は神を疑い、否定し、時に殺そうとすらした。神の存在をもっとも必要とするのは人間であるはずなのに、人間は神をもっとも拒絶する。ここにあるのは、世界の最古の逆説であり、人類史における最大のブラックユーモアである。 神は…