利他とは矛盾の管理技術である

利他とは矛盾の管理技術である、という一句は、きれいごとの旗ではなく、むしろ現場の泥に沈まないための浮き輪である。利他という言葉が胡散臭く聞こえるのは、たいてい利他が「内面の美徳」か「人格の純度」みたいに扱われるからだ。利他を語る人ほど、どこか透明で、どこか正しく、どこか無償で、どこか善良であるべき…