「国境のトンネル」開通90周年。川端康成の小説『雪国』の舞台を巡る/湯沢町

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」 あまりにも有名な、川端康成の小説『雪国』の冒頭です。   1948年(昭和23年)創元社発行の決定版『雪国』のあとがき時点で、川端は「雪国」がどこなのか、明記しませんでした。その4年後、岩波書店発行の文庫のあとがきでは、「雪国の場所は越後の湯沢温泉である…