矢内原の新渡戸観ー『余の尊敬する人物』

矢内原忠雄全集24巻に収められている『余の尊敬する人物』に新渡戸の章がある。 序文が書かれたのは昭和15年、1940年は、矢内原が東大を追われた1937年から3年目。新渡戸が亡くなってから7年目だ。 矢内原はこの本にエレミヤ、日蓮、リンコーン、新渡戸の4人を取り上げている。紙面が尽きたのだそうだ。 『続余の尊敬す…