13歳で喪主になった経営者(後編)

前編はこちら↓ noriko-uwotani.hatenablog.com 喫茶店を出た私たちは適当に歩き、適当なバルに入った。 飲み始めて1時間。私は白旗を上げた。 敵わない。 洋次郎は、私が人生で出会った人の中で、群を抜いて頭がよかった。 頭の回転の速さ、言語化能力の高さ、そして人としての強さ。 何もかも、どう足掻いても勝てない相…