閃光 第一話 First contact|雨音鹿子
激しい雷鳴だった。 カケルは突然降り出した雨に慌てて家の外へ飛び出すと、すぐ隣の倉庫――父親が毎日籠もりきりになっている工房――へ走った。 とうに日の暮れた町は、それでもあちこちを街灯が照らし眩しいくらいだ。貨物列車の走る音を遠くに聞きながら、倉庫の2階へ続く外階段を上ると、扉に打ち付けただけの簡…