房総半島暴走記① 外房線、内房線|angie

 果てしなく続くレールは、海を横目にずんずんと山の中を進んでいく。4両か6両の列車の先頭車両だけはボックス席。私は海側がどちらかをわざわざ調べて、誰もいないボックス席に座り込む。相席になるのは少し気まずいけれど、安房鴨川ー館山間ではそんなことはなかった。曇り空の中、少しの寂しさを感じてしまう小さな…