ボードレール『悪の華』より『通りすがりの女に』を訳してみました|フランス詩🇫🇷|星の汀 / ほしのみぎわ
通りすがりの女に ──シャルル・ボードレール 街が響もし 僕の周りで吠え立てている と、そこへ ほっそりと背の高い女が通りかかった 喪の正装、辺りをはらう苦悩のうちに 贅を好む手で裳裾をつまみ 花綱と縁飾りを揺らめかせながら 彫像のような脚に連なる軽やかな気高さよ 僕はといえば、飲み干していたのだ 正気を失…