【短編小説】吉田君のレモンティー|ふちりん(田中太志)
まえがき この7,000字強の小説は、僕が早稲田大学第二文学部(思想・宗教系専修)の学生だったとき、「創作指導」という授業のレポートとして書き、今回いくらか加筆・修正をほどこしたものです。授業を担当していたのは、芥川賞作家の三田誠広先生でした。僕は当時、恥ずかしながらモーニング娘。の石川梨華ちゃんに恋…