【短編小説】吉田君のレモンティー|ふちりん

まえがき  この短い小説は、大学時代に「創作指導」という授業のレポートとして書き、今回少し加筆修正したものです。授業を担当していたのは芥川賞作家の三田誠広先生でした。僕は当時、恥ずかしながら石川梨華ちゃんに恋をしていて、将来は芥川賞をとって梨華ちゃんと結婚したいと思っていました。「芥川賞作家に創作…