『描く人、安彦良和展』@松濤美術館──回顧とは終わりではない──王道的少年冒険活劇『巨神ゴーグ』と、辺境の視点から描き直される歴史マンガ群の厚み|ペトロニウス|物語三昧
1.回顧録とは「終わったもの」ではなく「続いている現在を振り返る行為」だ 「回顧録というのは、現在続いているものを振り返る行為なんです」 安彦良和が回顧録を勧められた際、そう説明されたという。いまだ現役のクリエイターに対して、「もう終わった人の仕事」だと思わせてしまえば、この企画は成立しなかった…