僕の好きな詩について 第四回 中原中也|ハル(黒崎晴臣)
こんにちは。八月中旬なのに秋の気配ですね。平成最後であることも含め、今年はとても変わった年だと思います。 さてそれでは今回の詩はこちらです。どうぞ。 ―――――――――――― 「頑是ない歌」中原中也 思えば遠く来たもんだ 十二の冬のあの夕べ 港の空に鳴り響いた 汽笛の湯気は今いずこ 雲の間に月はいて それな汽笛を耳…