「動物感覚」 テンプル・グランディン|へびやま

 著者のテンプル・グランディンは動物学者。牧場や食肉工場の動物に、人道的な扱いをするためのシステムを作ることに力を注いでいる。自身の自閉症の特性が、動物の心を理解するのに役に立っているという(あとがきでは、アスペルガー症候群と注釈されていた) 彼女の書く文章は端的で、翻訳書によくある「ちょっと気の…