多数決を超えていくことができるか?(斎藤文男『多数決は民主主義のルールか?』を読んで)|堀聡太

多数決って何だろう? 子どもの頃から、何度も「何かを決定するときに」行なわれてきた多数決。 5人で物事を決めるとき「最後は多数決で3人だった方が勝ち」というのは、もはや所与のものとして受け入れてきた。 だから政治経済の授業で「少数意見の尊重」と言われてもすぐには納得できなかった。同じくらい、多数決で…