『急に具合が悪くなる』〜著者二人が物語を駆け抜けた書|磯野真穂|人類学者

9月下旬に哲学者・宮野真生子さんとの20通の往復書簡、『急に具合が悪くなる』が晶文社より出版されます。 著者が言うのも何ですが、これはずいぶんと風変わりな本です。 とりあえず私は、このような本を今まで読んだことがありません。 なぜならこれは著者二人が物語を駆け抜ける書だからです。 ノンフィクションは…