【批評の座標 第13回】舞台からは降りられない――福田恆存の再上演(渡辺健一郎)|人文書院

英文学を中心に文筆活動を行いながら、政治的には保守派の立場を取った評論家・福田恆存。しかし、その裏面で、生涯にわたって演劇実践にも関わり続けたことはあまり知られていません。自身も俳優であり、単著『自由が上演される』(講談社)を上梓した批評家・渡辺健一郎が、福田思想のキーワード「醒めて踊れ」の意味と…