美食のアルバム(1)背脂ラーメン葱大盛|村田亀餅
冬の初めの小雨の中、焼き終えて山を降りる。 助手席の相方は箱を膝に乗せ、両側面に両手を軽く添えて、なるたけ揺らさぬようにしているようだ。 光沢ある薄桃色の布に包まれた箱は、もしかしたら親父のときよりも立派なのではないか。思ったよりも大きかった。 それにしても腹が減った。 「なんか食っていく?」…