川柳徒然 香の物へし折って食ふ一人者 柄井川柳の誹風柳多留四篇①|歓怒(かんど)
独身男性を詠ったタイトルの句のような作品を古川柳という。古川柳とは江戸時代の川柳のこと。 特別な文才がある人ではなく、一般の多くの人が創作し楽しんだのが川柳。日常生活を詠う川柳が江戸の町でなぜそんなに広がったのだろう。実際の川柳作品を見ながら考えてみたい。 江戸時代に柄井川柳が選んだ「誹風…